POLYPHONIC CITY

昨年9月、ポップなメロディー、緻密なアレンジ、巧みに配合され た電子音で織り成した傑作デビューアルバム『FLYING-GO-ROUND』 (VOOV-1)を自身のレーベル“VOOV Recs”からリリースしたA-bee(アービー)。全くのノンプロモーションながらインターネットの口コミを通じてYou TubeやMySpaceで数々のクラブユーザー、エレクトロマニアの心を釘付けにして大きな話題となった。同時にiTunesのダウンロードも増え続け遂にはエレクトロチャート・トップ10に4曲同時ランクイン!1年以上経過した現在でも未だロングヒットしつづけ、そしてiTunes 2008年、年間トップセラーエレクトロ部門で『Calling』が20位を記録する。またスエーデンのダンス番組に1stアルバム収録曲『sakura planet』が使われるなど海外からの視線も熱い。前作からより進化した 2ndアルバム『POLYPHONIC CITY』でエレクトロブームを次なるステージへ導きます!!










『POLYPHONIC CITY』インタビュー

セカンドアルバム『POLYPHONIC CITY』完成してどうですか?

夏にリリースする予定で動いてたので、随分遅くなってしまいました。でも、時間かけただけあって結構おもしろい感じになったと思いますけど。

制作時にアルバム全体のイメージとかは考えてました?

ポリフォニックシティってのは和音の都市みたいな意味なんですけど、アルバム通して聞いた時に、そういう感じが少しでも出てくれればと思って作りましたけど。意味わかんないですよね(笑)なんでもいいから聞いた人がそれぞれ色んなふうに感じとってくれれば嬉しいです。とにかく自分でいいと思うものを作りたかっただけです。

ファーストの『FLYING-GO-ROUND』と比べて音楽スタイルの違いはありますか?

ファーストを作った時は、そんな売ろうって感じではなくて半分名刺代わりみたいなとこもあって、あんまり方向性も気にせず、色んなジャンルの曲が、混ざってる感じなんですけど、今回はもう少しまとまってると思います。セカンドは、ファーストのいいところをもっと濃厚に出した感じだと思います。それは、4つ打ちだったりメロディーだったりとか。ファーストが進化して、そのまま完成した感じかな。

やっぱりエレクトロハウスを全面に出した感じですか?

あんまりその辺は気にしなかったです。今、エレクトロ系はそうとう流行っているので、逆にちょっと反発して、ナマのサンプリングとかいっぱい使ってみたり。あんまピコピコの人って思われるのもねぇ(笑)自分で制約を決めつけていくと後々首締めることになってしまうんで、その辺は自由で行こうかなと。

前作に比べて歌モノが多いですけど。

最近は曲を作ると自然とメロディを考えちゃってますね。インストの曲も大好きなんですけど、きっと今はヴォーカルモードなんだと思います。でもそんなにポップなメロディーを作ろうとは考えてなかったです。ポップというよりかは、奇麗なメロディーだったり、雰囲気モノの歌だったり。いわゆるポピュラーソングのように、くちずさんで歌うような感じでは無いかもしれないですね。歌だけを聞くというよりかは、曲全体の雰囲気を感じてくれると嬉しいですけど。

今回フューチャリングヴォーカリストは?

フューチャリングヴォーカルはいつもやってもらっているKaoriさんと今回始めてellieさんに歌ってもらったんですけど、二人とも違ったタイプなんだけど、どちらも声に透明感あって、いい感じで曲をいかしてもらいました。二人とも英語の歌い方をちゃんとわかってる。なんて言って僕はわかってないんですけど(笑)すごい満足してます。歌詞も考えてもらったりしてすごい助けてもらいましたね。

歌詞は全部英語ですけど、海外を意識して?

いや、そんなに意識してないですけど。僕はいつもメロディーを考える時にメチャクチャ英語で作るんで、そのあと日本語を載せるとなんか違和感あって、やっぱり英語の方がしっくりきますね。ただたんに自分が英語の曲が好きなんですよ。

スエーデンのダンス番組に1stアルバムの「sakura planet」が使われたそうですが。

MySpaceやってるんですけど、突然番組のディレクターさんからメールが来て、ダンスの振り付け師さんが、あなたの曲使いたいって言ってるけど、どう? みたいに言われて、もう是非是非!!って(笑)。始め、いたずらかと思って返信してなかったんだけど、ホームページの方にも問い合わせがきたんで、本気なんだって。スエーデンだけじゃなくてヨーロッパ各地でながれたみたいですよ。こんなこともあるんですね、おもしろいですよね。

曲を作る時にダンスサウンドを意識してますか?

曲によってですけど、踊るって感覚だとインストの方が全然好きなので、ダンスサウンドを作るっていう意識はあまりしてないです。歌があるとじっくり聞いちゃうんですよ。clubでもボーカルハウスばかりだと、何かのれなかったりして。でもグルーヴは絶対に気持ちいいものでありたいと思ってます。

サンプリングネタや効果音が斬新で面白いと思ったけど

僕の中でその面白いってのがすごい大事で、ただいい曲だったりカッコいいサウンドだけだったりと、それだけだとつまらないと思ってて、何か聞いててニヤってしてしまうような所がいいかなって、冗談みたいなのをまじめにやってるのが自分の個性だと思うので。やっぱ常に遊び心はあった方がいいかなと。

そういうアイデアはすぐに生まれてくるの?

いや、全然。もう何百回も聞いて、振り絞ってアイデアを浮かばせる感じですかねぇ。だから完成するまで結構時間かかります。ひとつのブレイクだけ、ずっと保留だったりとかもするし。僕はトラック作りはまだまだだと思ってます。機材もそんなにいいものでもないし、他の人の曲聞いてスゲーってよく思いますよ、だからじゃないですけど、発想やアイデアとか面白みみたいなものは、負けないようにいっぱい出せたらと思ってます。

曲のつなぎとかもこってますよね

つなぎや曲間は異常にこだわりますね。アルバムを通して聞いた時に気持ちよく聞きたいので。だからちゃんと1曲目から最後まで通して聞いてもらいたいです。最近はダウンロードで一曲だけとか、あれは切ないです。

今後の展開も気になるのですが。

結構マイペースなとこあって。具体的には、考えてないんですけど、作品を出してそれでおしまいってのもねぇ。DJとかもやっていけたらとは思いますけど。

ライブはしないの?

ライブは機材の問題だったり、あんまり現実的じゃないというか。クラブでよくエレクトロ系のライブ見ますけど、あんまり楽しめなかったりして、やるならDJの方が好きかなぁ。これからそういう事もやって行きたいですね。

では最後に新たにA-beeサウンドとも言える本作を作り終えての感想は?

もう、疲れました(笑)ちょっとボーっとしてます。でも楽しんで作りましたよ。ホントに自分の作った作品を残せるってのは幸せです。ファーストを出した時は5年ぐらいかけて、ゆっくり広がっていけばいいな、ぐらいにしか思ってなかったんで。発売しても何もしなかったり、そんな展開もなかったんですけど、なんか半年ぐらいしてからじわじわ反響がでてきて、これは、もうセカンド行くしかないでしょう!!ってな感じで勢いで作りました。自分でもこの展開には、びっくりなんですけど。もっともっと広がって行きたいです。自分でいいと思うものを作るのは、当たり前で、やっぱりどんどん色んな人に聞いてもらって、いいと思われたいです。誉められたいんです!!(笑)だからと言って売れ線ばっか作る気もないですし、自分でいいと思う事を共感してもらえたら、最高ですよね。